身体所見の特性とは?
身体所見の特性から方法まで、を根本から考え直し、ベイズ的な手法を用いて解説してある。総合内科医には必須の本。第2版になってより実践にそくした内容に改良されています。実はこの本がでるもう少し前にDiagnostic Strategies というすばらしい本が1999年に発売されていました。こちらは身体所見のみでなく検査データ、Historyなど総合的な診断をいかにエビデンスに基づいて進められるのかというものでした。(いまだ改訂されず残念!)



あの、JAMAのシリーズが、、
あっ、あれ読んだこんどのDose this patient.....妊娠だったよね、「えっ?必要?」みたいな会話が懐かしいです。メガスタディとして、どこまで身体所見にエビデンスをつけられるか?という挑戦だったわけですが、まとめられ、なおかつ日本語になりました。足らない部分はアップデイトがついているので、シリーズで曖昧だった部分に結論がつけられていたりします。



あの、ウィルスノートが、、
総合内科を目指す人たちを中心に舞鶴発信のウィルスノートがコピーにコピーを重ねて出回っていました。それを日本語にしてくれた親切な人がいらっしゃいました。僕たちが待ち望んだ以上に僕らエビデンス世代にも十分読み応えのある、味わいのある本に仕上がっています。すべての分野で生理学まで言及した内容は彼の臨床への思いの深さを感じさせます。



いわずとしれた名著
読んだ内容がそのまま臨床での考え方にまで影響する。時々本の中から怒られたり、促されたり、試されたり、高尚な本なのにベッドサイドで教えてもらっているような、そんな本なのです。現在医学書院から日本語化中。



掘り出し物?
簡潔に身体所見を絵入りで説明しながら、統計学的なエビデンスも示す。バランスのとれた本だと思います。



問題集なのにやたらくわしい。
シークレットシリーズの身体所見。身体所見を学ぶ、ということのみでなくそれを提唱した人の生い立ちがのっていたり、全部が一環してはいないが、拾い読みしておもしろい本です。