心房細動の治療LinkIconLinkIcon

  

0次資料/経験/CQ 

1,2,3次資料

表1表2
問題)
64才の男性2日前からの動機を主訴に来院。
バイタルは安定 心電図を施行したところ心房細動であった。
今後どのような治療を行うべきか?
ポイント
1)来院時にカルディオ・バージョンをすべきか?
2)洞調律に戻ったあとの治療はどうするべきか?
3)いつまで続けるべきか?

1)バージョンをするとすればどのような条件の元で行うか?
2)どのような患者の条件に注目すべきか?レートコントロールかリズムコントロールか
どちらかを選んだとしてその理由は?アブレーションは必要か?
3)長期投与か短期投与かの議論は何をもってどのような条件のスタディで行われたか?



1)AFFIRM試験
65才以上脳卒中危険因子をもつ人4060人を集めリズムコントロール群とレートコントロール群に分けた。アウトカムはイベント発生の追跡をした。23.8% vs 21.3%脳卒中の発生率も
有意差はなかったがリズムコントロール群の方が高い傾向であった。

不整脈の発生はリズムコントロール群で優位に高かった。

洞調律が維持されていたにも関わらず、レートコントロールに勝る予後改善効果を示すことはなく、むしろ副作用などの有害事象が増加する結果となった。

2)RACE試験
カルディオ・バージョンをうけたことがある人のリズムコントロール VS レートコントロール
心不全 血栓塞栓症 出血など、の発生に優位差はなかったが、リズムコントロールの方が高い傾向であり、いずれにしても抗凝固療法は必要であるという結果であった。

3)STAF試験 リズムコントロール VS レートコントロール
死亡 脳卒中 塞栓症 CPA などのエンドポイントに対して2つの群に有意差はなかった。
また心血管系疾患による入院はリズムコントロール群において有意に多かった。

J-RHYTHM試験
我が国でリズムコントロールに使用される薬はⅢ群はあまり使用されず¥、ⅠcかⅠaである。
死亡 塞栓症 出血性イベント 心不全
に対して、リズムコントロール群はレートコントロールに対して、イベント回避率が有意に高かった。発作性と持続性にも有意差はなかった。

★結論としては発作性心房細動に対してリズムコントロールはレートコントロールより、予後を悪化させない可能性が示唆された。
ただし、慢性心房細動に関しては、レートコントロールの方が望ましい可能性が高い。

5FlecーSL試験
除細動後の再発予防と抗不整脈
フレカイニド 短期〔4週〕投与と長期〔6カ月〕投与の比較
非投与群と比較してフレカイニド(タンボコール;I c)は有意に再発率を抑制。ただし
長期フォローにての再発は短期投与と長期投与群では有意差がなかった
(ITTにても解析)
フレカイニドによる有害事象は非投与群と比較して有意に高くはなかった。
また4週以内に再発しなかった群においては長期投与群が短期投与群に比較して再発率を有意に低下させた。
(つまり4週間以内に長期投与の群がたくさん発生していたということか?)
※この場合も75%に抗凝固療法が行われており、行なわない群との比較はされていない。

6)カナダマギル大学の観察研究;再びレートコントロール VS リズムコントロール
脳血管障害をアウトカムとして対象は脳卒中リスクを有するもの。CHAD21point<
リズムコントロールが有意に脳卒中の発生を抑えた。

7)MANTRAPAF試験
発作性心房細動に対するアブレーションの有用性
抗不整脈薬投与群と比較して有意に再発率が低かった。


※Evidence update 2013より


その他

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